代表挨拶
私が栄光会の存在を初めて知ったのは高校2年生のときです。部活の先輩から「物凄くスパルタな塾」という評判を聞いていた私は、高校受験の際にスパルタ塾に入って第一志望に合格できた成功体験があった為、躊躇することなく入塾をしました。評判通りのスパルタで、毎週の課題をこなすのに苦労をしながらも、おかげで第一志望に現役合格をすることができました。
入塾して驚いたのは、講師の指導スタイルです。栄光会のある春期講座を取ろうかと思い講師に問い合わせてみると、その講師は「この講座は確かに君の志望校に合ってるけど、君はもうこの講座の内容はクリアしてると思うから取る必要はないと思うよ。それよりも春休みは…」と言うのです。大手予備校にいたときはいつも季節講習を取るようゴリゴリ勧められていたので、それがあまりに予想外で聞いた瞬間に変な声が出たのを今でも覚えています。
大学入学後は自分も受験生の役に立ちたいと思い、栄光会の講師になりました。そこで同僚として接するようになった講師たちの”裏の姿”は、私が生徒時代に接していた際の”表の姿”と何ら変わるところがありませんでした。例えば新しい講座を開講するにしても、「その講座を受講させることが本当にベストなのか」「取るべき生徒とはどういう生徒なのか」などを教科内で、またしばしば科を越えて徹底的に議論する文化が深く根付いていたのです。過剰に講座を勧めたり課題を与えたりする行為は、限られた少ない時間で合格に必要な学力水準に到達しなければならない栄光会生徒にとっては大きな致命傷に繋がりかねません。いかに生徒を最短経路で合格させるか―これを考え抜く姿勢に一点の曇りもないメンバーたちが、そこにはいました。そして今も、この文化は残っています。
この度30年以上続く栄光会の代表を務めるにあたって、この文化をこれからもずっと大切にしていきたいと考えています。その大きな動機は、私たちが善人だからということではありません。それ以上に、これこそが私たちの事業としての”トンガリ”であり、私たちの存在意義だからです。これなくしては、他塾と違うところもなく、ただただ競合ひしめく"赤い海"の奥底へ沈んでいくことになるでしょう。
さらに、動機は単なる事業戦略上の必要性に留まりません。最短経路を設計して指導に落とし込むというこの仕事を、私たちは何よりも面白いと思っています。面白いと思えることって、どれだけ時間を割いても苦になりませんよね。栄光会はこの仕事を最高に面白いと思っている人たちの集まりであるからこそ、授業という"入口"から学習内容の定着という"出口"までを一気通貫で、あらゆる手段を柔軟に取り入れながら指導していく栄光会の基本スタイルが自然に生まれ、これにより他のどこの塾/予備校よりも真剣で、深みのある指導が実現できていると確信しています。
本気で第一志望校に合格したいと思っている方は是非、栄光会の入塾を検討頂けたら幸いです。