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物理科

 以下の2点を考えてもらいたい。

 

・その本質もわからぬまま公式を覚え、確固たる方針も持たずに適当に立式してはいないか。
・物理を学んでいるはずなのに、いつの間にか数式の変形のみに時間を費やしてはいないか。

 

 物理学とは、現象を把握し本質を突き詰め、それを客観的な言語を用いて表現することを目的とした学問である。そして高校物理はその基礎を身につけるためにある。したがって、現象の把握・本質の理解なくして式のみを学んでも得るところは全くない。

 

 栄光会物理科は上記の考え方に基づき授業を展開する。

 

①現象の把握・本質の理解に充分な時間を割き、式の性質・特徴を徹底的に理解してもらう。
②問題演習を通して立式の際の「頭の動かし方」を体得してもらう。

 

 この2つが授業の柱になる。これにより、単に問題を解くためのテクニックに終始することなく、本質的な理解に支えられて、自らの頭を動かすことができるようになる。すなわち、たとえ見たことのない問題に出会ったとしても、問題文を読み設問を見れば、自ずと立てるべき式の種類が決定し、正しく立式できるようになるのである。

 

 本講座を受講することは、予習・復習および課題などにかかる時間を考えれば決して楽な選択ではない。ただし、他のどの学習法よりも効率的であると信じて疑わない。この案内文を読んだ段階で物理が全くの白紙状態でもいっこうに構わない。意欲を持ち、努力を惜しまない諸君の受講を期待する。

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