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数学科

 数学の勉強をする際に「公式を暗記して解法パターンを覚える」と進めてきた人は多いのではないでしょうか.学校の定期テストを乗り切るためにはこの勉強法でもよいのかもしれませんが,大学入試で成功するためには効果的とは言えません.というのも,入試問題で問われているのはどれだけ公式や解法パターンを暗記しているかではなく,問題の本質を見抜き解決する力であるからです.特に近年,共通テストを筆頭に理解力が問われる傾向が強くなっています.

 

 以下の問題は東京大学,京都大学で出題された問題ですが,東大・京大に合格した受験生の中でもこの問題を見てすぐに「同じような問題を解いたことがある」と思った人はほとんどいないでしょう.これはつまり,公式や解法パターンを表面的にただ覚えるだけでは対応できないことを意味します.

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 入試問題を解くために必要な主な力は以下の3つです.

  A 複雑で見慣れない問題設定でも状況を把握する力
  B 問題のテーマを把握し,有効な解決策を見出す力
  C 出題者の意図を汲み取る力

 

 例えば,問題1では,たくさんの文字や「集合」という言葉が登場してどう手をつけていったらよいか分からないと感じるかもしれませんが,以下の3点が分かれば難しい問題ではありません.

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 問題2も同様に,以下の3点が分かれば迷うところはないでしょう.

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 これらの力は,「ただ公式や解法パターン覚えればよい」という姿勢ではなく,

 ・1つ1つの公式が何を表しているのか,いつ使えるのか,なぜ成り立つのか
 ・問題文のどこに注目して方針を立てるのか
 ・1つ1つの方針がどこまで有効で,どこからが有効でないのか

を理解することで養成できます.しかし,これらをしっかり学ぶことができる参考書や授業はほとんどありません.

 

 栄光会では,これらの3点が最短かつ確実に習得できるよう,ⅠAⅡBⅢという垣根をとっぱらいテーマごとに体系的に整理した独自のカリキュラムを組んでいます.また,授業の進め方に沿ったオリジナルの問題集,授業内容の定着度を確認する毎週の小テスト,志望校に応じた個別指導により,あらゆる大学入試の問題に対応できる力をつけることができます

 

■ 5月生 数学科設置クラス

 数学科は5月生として『数IAIIB(C)クラス』を開講し,5月生終了後の高3の5月には理系で数学IIICを試験科目に含む大学を受験予定の方を対象に『数IIICクラス』を5月生限定で開講します.

 これにより,理系クラスとしてIAIIBIIIC全てを1年間で学ぶクラスを開講する11月生の場合と比べてより幅広く問題を取り扱い,さらにより丁寧な解説を実現できるカリキュラムとなります.また,カリキュラム終盤では融合問題などの演習を実施し,それに対する丁寧な解説を授業で行うことによって,数学が元々苦手な人でも高いレベルに対応しやすくなることも,このカリキュラムの強みとなります.

 なお、大学入試共通テストのみで数学を受験する方は対象外ですので注意してください.

 

■ 11月生 数学科設置クラス

 11月生では以下の通り『文系クラス』と『理系クラス』の2つのクラスを設置しています.両クラスとも,入試数学の全分野を最短で学習するための独自のカリキュラムで授業を行います.受講クラスの選択は以下を参照してください.大学入試共通テストのみで数学を受験する方は対象外ですので注意してください.

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